2022.06.20 16:17
新空母「福建」は習氏が命名 台湾と向き合う福建省にちなむ
進水する中国の新型空母「福建」=17日、中国上海市(共同)
【北京共同】中国で17日に進水した3隻目の空母「福建」は、中国人民解放軍トップを務める習近平国家主席が命名したことが分かった。複数の中国筋が20日までに明らかにした。習氏は台湾統一に強いこだわりを持ち、台湾と向き合う福建省にちなんだ。習氏は台湾を管轄する東部戦区東海艦隊の戦力を強化する考えで、「福建」は東海艦隊に配備される可能性が高そうだ。
同筋によると、海軍は「江蘇」「浙江」など沿岸地域の省からの命名を準備。福建省も沿岸地域だが、「対台湾で刺激が強すぎる」ため「福建」は想定していなかったという。事前の観測でも「江蘇」が有力だった。