2022.06.17 05:35
芥川賞候補、初の全員女性 鈴木涼美さんら5人
上段左から小砂川チトさん(☆(○の中に小文字のC)大坪尚人)、鈴木涼美さん。下段左から高瀬隼子さん、山下紘加さん
第167回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が16日、発表された。芥川賞は論客としても知られる鈴木涼美さん(38)らいずれも女性の5作が、直木賞には窪美澄さん(56)らの5作がノミネートされた。
1935年創設の芥川賞の候補者が全て女性なのは初めて。直木賞も男性は1人だけで、近年の女性作家の活躍ぶりを裏付ける形となった。
選考会は7月20日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開催。
芥川賞の候補作は、小砂川チト「家庭用安心坑夫」、鈴木涼美「ギフテッド」、高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」、年森瑛「N/A」、山下紘加「あくてえ」。(敬称略)