2022.06.15 16:43
原爆小頭症、非人道性を訴え 核禁会議イベントに中継参加へ
記者会見する(左から)「きのこ会」の長岡義夫会長、小頭症被爆者の川下ヒロエさん=15日、広島市
原爆投下時に母親の胎内で被爆し、知能や身体に障害がある「原爆小頭症」の被爆者や家族らでつくる「きのこ会」が15日、広島市で記者会見を開いた。核兵器禁止条約第1回締約国会議の関連イベントに広島からオンラインで参加し発言すると発表。「核兵器の非人道性を世界に訴えたい」としている。
きのこ会によると、小頭症被爆者が国際的な場で発言するのは初めて。
イベントは、非政府組織(NGO)核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がオーストリア・ウィーンで19日に開く。日本時間午後6時から広島と長崎の集会を中継する。