2022.06.14 20:35
大阪・住吉大社で「御田植」 3年ぶりに歌や踊りも披露
「御田植神事」で苗を植える農家の人ら=14日午後、大阪市の住吉大社
大阪市住吉区の住吉大社で14日、五穀豊穣を祈る「御田植神事」が行われた。鎌倉時代以前から伝わる神事で、千葉県の香取神宮、三重県の伊勢神宮と並ぶ日本三大御田植祭の一つとして知られ、国の重要無形民俗文化財にも指定されている。
神事では、神職や参拝者が境内で五穀豊穣を祈願。「植女」と呼ばれる女性たちが神前に供えられた苗を受け取り、農家の人らが境内にある水田で青々とした苗を手で丁寧に植えた。
また、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに、地元に伝わる「田植踊」なども披露された。すげがさに赤いたすき姿の子どもたちが、太鼓の拍子や歌に合わせ、軽やかに踊った。