2022.06.13 17:26
長期金利一時0・255% 日銀の許容上限超え
週明け13日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(366回債、表面利率0・2%)の利回りが一時、前週末終値比で0・005%高い0・255%を付けた。日銀が許容上限とする0・25%を超え、2016年1月以来、6年5カ月ぶりの高水準となった。終値利回りは前週末から横ばいの0・250%だった。
13日の外国為替市場では日米の金利差拡大が意識され円安が加速。金融市場では「円安進行に歯止めをかけるために日銀が金融政策を修正するとの思惑が一部にあり、金利が上限を超えたのではないか」(債券アナリスト)との声が聞かれた。