2022.06.09 09:20
ウラン粒子検知でイランに懸念 IAEA決議、核協議影響
【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)理事会は8日、イランで未申告の施設からウラン粒子が検知された問題に関し、イランがIAEAに十分に協力していないなどとして懸念を表明する内容の決議を賛成多数で採択した。イラン核合意の立て直しに向けた米国とイランの間接協議が行き詰まる中、イランが態度を硬化させ、不透明感が一層強まる可能性がある。
IAEAが最近まとめた報告書は、ウラン粒子が検知された問題について「イランは技術的に信頼できる説明をしていない」と指摘していた。
決議は、イランに対して問題を解決するためにIAEAに協力するよう求めた。