みずほ頭取「お客さま目線持つ」　ＡＴＭ障害対応を反省

2022.06.07 18:00

みずほ頭取「お客さま目線持つ」　ＡＴＭ障害対応を反省

高知新聞社

　インタビューに答えるみずほ銀行の加藤勝彦頭取

　みずほ銀行の加藤勝彦頭取（５７）はインタビューに応じ、昨年２月の大規模なＡＴＭ障害で、ずさんな顧客対応が被害を広げたとの反省から「自らお客さま目線を持つ」と述べた。顧客の声を重視した経営の徹底を目指す。具体策として、顧客の要望や営業店の提案を一元的に収集し、全社員が共有できる新システムを９月にも稼働する。

　みずほ銀の度重なる障害を受け、金融庁は昨年１１月に業務改善命令を出し「顧客への影響に対する感度の欠如、営業現場の実態軽視」と指摘していた。加藤氏は引責辞任した藤原弘治氏の後任で、今年４月１日に副頭取から頭取に昇格した。

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