2022.06.06 18:36
「働きがいのある関電に」 退任の森本社長、改革を強調
6月下旬の退任を前に、記者会見する関西電力の森本孝社長=6日午後、大阪市
関西電力の森本孝社長は6日、6月下旬の退任を前に記者会見を開き、役員らの金品受領問題発覚後の在任期間について「関電をもう一度働きがいのある会社にするために、欠けていたコミュニケーションを取りながら考えを出し合った2年間だった」と振り返った。「努力が報われる会社になりつつある」と述べ、ガバナンス改革の進展に自信を見せた。電力需給の逼迫が慢性化しているとして「(電力システムの)再検証が必要な時期だ」との認識も示した。
森本氏は20年3月、金品受領問題で社長を辞任した岩根茂樹氏の後任として就任。退任後は特別顧問となり、次期社長には森望副社長が昇格する。