2022.06.06 17:11
IR住民投票の署名20万超 大阪、知事は実施否定的
カジノを含む統合型リゾート施設誘致の是非を問う住民投票条例制定を巡り、記者会見で署名活動の結果について説明する市民団体のメンバーら=6日午後、大阪府庁
大阪府と大阪市が誘致を進めるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)を巡り、同市の市民団体が6日、誘致の是非を問う住民投票条例制定を求める約21万人分の署名を府内各市区町村の選挙管理委員会に提出した。制定の直接請求に必要な府内全有権者の50分の1に当たる約14万6千人分を超えた。
今後、各選管は署名が有効かどうか審査する。有効数が法定数を満たしていれば団体が制定を直接請求し、吉村洋文知事が府議会に条例案を提出する。ただ府議会ではIRを推進する大阪維新の会が議席の過半数を占め、否決の公算が大きい。
吉村氏は6日、実施に否定的な考えを記者団に示した。