2022.06.03 14:00
21年生まれ最少81万1千人 大台割れ目前、厚労省統計
厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関
2021年生まれの赤ちゃんの数(出生数)は81万1604人で、統計開始以来最少となったことが3日、厚生労働省の人口動態統計(概数)で分かった。前年から2万9231人減少した。80万人の大台割れが目前に迫った。
女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」は1・30(前年比0・03ポイント減)。婚姻件数は50万1116組(同2万4391組減)で、戦後最少。少子化がさらに進んでいる。
死亡数は2年ぶりに増加し、戦後最多の143万9809人(同6万7054人増)。出生数から死亡数を引いた人口の自然減は過去最大の減少幅となる62万8205人に上った。