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2022.06.02 14:45

原発被災者訴訟、東電に賠償命令 国の責任は認めず、福島地裁支部

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 東京電力福島第1原発事故で、旧緊急時避難準備区域の福島県田村市都路地区の住民らが国と東電に損害賠償を求めた訴訟の判決で、垂れ幕を掲げる原告ら=2日午後、福島県郡山市

 東京電力福島第1原発事故により自然豊かな地域での生活を奪われ精神的苦痛を受けたとして、旧緊急時避難準備区域の福島県田村市都路地区の住民ら525人が、国と東電に1人当たり1100万円、総額約59億9500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福島地裁郡山支部は2日、東電に計約7350万円の賠償を命じた。国への請求は棄却した。


 本村洋平裁判長は、地震予測「長期評価」を基に原発の敷地の高さを超える津波が襲来するとした試算は精度が低かったと指摘。「国に予見可能性があったとは言えず、対策を講じさせたとしても事故を回避することはできなかった」として国の責任を否定した。

(c)KYODONEWS

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