2022.06.02 00:00
CO2回収、脱炭素の柱に エネオス社長、国は支援を
ENEOS(エネオス)ホールディングスの斉藤猛社長(59)は1日までに共同通信のインタビューに応じ、二酸化炭素(CO2)を回収し地中に貯留する「CCS」事業を脱炭素戦略の柱にする考えを示した。「技術的にも一番、現実的な処方箋だ」とし、2030年度には事業を開始したい考え。
一方、現状では調査や開発に時間がかかり「採算が合わない」として、国の支援が不可欠だと訴えた。またCO2の貯留が、周辺環境に影響を与える可能性にも触れ、「私企業に調整は難しいので、国と相談しながらクリアしていく」と述べ、事業化に向けた法整備も国に求めた。