2022.06.01 18:04
排除措置21年度3件、過去最少 独禁法違反事件で
公正取引委員会
公正取引委員会は1日、2021年度に独禁法違反で排除措置命令を発出したのは3件だったと発表した。06年の独禁法改正以来、過去最少。納付を命じた課徴金は総額約21億8千万円だった。
排除措置命令は20年度は9件、19年度は11件だった。過去最少だった理由について担当者は「新型コロナウイルスの感染拡大で、事情聴取が長引いたり、立ち入り検査の日程を延期したりすることがあった」と説明した。
企業側が違反の疑いがある行為をやめて改善を約束する「確約手続き」は、旅行予約サイト「ブッキング・ドットコム」の運営法人などと交わした2件だった。