2022.06.01 16:14
「3兆円の蓄電池基金の創設を」 産業育成で自民議連が提言
電気自動車(EV)や再生可能エネルギーの普及に欠かせない蓄電池の産業育成を目指す自民党の議員連盟は1日、蓄電池の製造や材料確保のため3兆円の基金を創設するよう萩生田光一経済産業相に提言した。世界で需要拡大が見込まれる中、日本企業の存在感が低下しており、議連は「官民の戦略の具体化が急務」と指摘した。
議連は2030年に世界の蓄電池市場が現在の約10倍になると推計。各国政府は自国の産業育成に手厚い助成制度を設けているとし、日本政府も諸外国に匹敵する支援が必要だと強調した。日本はかつて技術開発などでリードしたが、近年は中国や韓国が急成長している。