2022.06.01 08:00
小社会 アユ漁解禁
川風が若アユの芳香を運ぶ季節がやってきた。本日１日は太公望お待ちかねのアユ漁第２陣の解禁日。今年は例年以上に魚影の濃い河川が多いとか。川面には早朝から、釣果に期待を込めたさおが伸びたことだろう。
数ある漁法で、仁淀川上流部で盛んなのが「玉じゃくり」だ。ブリキの筒の底にガラスをはめた水鏡（みずかがみ）で水中をのぞき、３本組みの針でアユを掛ける。魚の動きを慎重に見極めてタイミングを計る技量が要求される。
小学生の頃、川漁師に教えを請い、何度も失敗を繰り返した末に初めて仕留めた感触は今も手に残る。ピチピチはねる魚体を手繰り寄せた時、大人の階段を一歩上った気がした。
この地には「つん掛け」と呼ぶ漁法もあり、こちらは同じ３本針をゴム管の両端に結んだ仕掛けを使う。竹ざおの先に取り付け素潜りでアユを追うのだが、金突きと違って魚体を傷めず生け捕りにできる利点がある。
どちらも水中のアユを肉眼で追うことができて初めて成り立つわけで、水の澄んだ清流ならではの漁法。流域では盛夏、川の恵みに感謝する川祭りが集落ごとに催され、とれたてのアユをほおばりながら、よくぞこの地に生まれけりの喜びを分かち合う。
今が走りの若アユはコケをはみ、成長するにつれその川ならではの風味を備えていく。やっぱりおらんくの川のが１番と胸を張る川漁師の自慢話を聞きながら、ありがたく初物をいただくとしよう。
６月１日のこよみ。
旧暦の５月３日に当たります。きのと とり 七赤 先勝。
日の出は４時５７分、日の入りは１９時１１分。
月の出は５時５４分、月の入りは２０時５６分、月齢は１．６です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で０時３８分、潮位９２センチと、１３時００分、潮位１２センチです。
満潮は６時１０分、潮位１７３センチと、１９時４７分、潮位１６９センチです。
６月２日のこよみ。
旧暦の５月４日に当たります。ひのえ いぬ 八白 友引。
日の出は４時５７分、日の入りは１９時１１分。
月の出は６時４３分、月の入りは２１時４７分、月齢は２．６です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で１時１０分、潮位９５センチと、１３時３４分、潮位１６センチです。
満潮は６時３９分、潮位１７１センチと、２０時２３分、潮位１６５センチです。
数ある漁法で、仁淀川上流部で盛んなのが「玉じゃくり」だ。ブリキの筒の底にガラスをはめた水鏡（みずかがみ）で水中をのぞき、３本組みの針でアユを掛ける。魚の動きを慎重に見極めてタイミングを計る技量が要求される。
小学生の頃、川漁師に教えを請い、何度も失敗を繰り返した末に初めて仕留めた感触は今も手に残る。ピチピチはねる魚体を手繰り寄せた時、大人の階段を一歩上った気がした。
この地には「つん掛け」と呼ぶ漁法もあり、こちらは同じ３本針をゴム管の両端に結んだ仕掛けを使う。竹ざおの先に取り付け素潜りでアユを追うのだが、金突きと違って魚体を傷めず生け捕りにできる利点がある。
どちらも水中のアユを肉眼で追うことができて初めて成り立つわけで、水の澄んだ清流ならではの漁法。流域では盛夏、川の恵みに感謝する川祭りが集落ごとに催され、とれたてのアユをほおばりながら、よくぞこの地に生まれけりの喜びを分かち合う。
今が走りの若アユはコケをはみ、成長するにつれその川ならではの風味を備えていく。やっぱりおらんくの川のが１番と胸を張る川漁師の自慢話を聞きながら、ありがたく初物をいただくとしよう。
６月１日のこよみ。
旧暦の５月３日に当たります。きのと とり 七赤 先勝。
日の出は４時５７分、日の入りは１９時１１分。
月の出は５時５４分、月の入りは２０時５６分、月齢は１．６です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で０時３８分、潮位９２センチと、１３時００分、潮位１２センチです。
満潮は６時１０分、潮位１７３センチと、１９時４７分、潮位１６９センチです。
６月２日のこよみ。
旧暦の５月４日に当たります。ひのえ いぬ 八白 友引。
日の出は４時５７分、日の入りは１９時１１分。
月の出は６時４３分、月の入りは２１時４７分、月齢は２．６です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で１時１０分、潮位９５センチと、１３時３４分、潮位１６センチです。
満潮は６時３９分、潮位１７１センチと、２０時２３分、潮位１６５センチです。
