2022.05.31 05:42
コウノトリ4羽ふ化 島根・雲南で6年連続
島根県雲南市立西小で生まれたコウノトリのひな(同小児童撮影)
島根県雲南市で国の特別天然記念物コウノトリ4羽がふ化した。順調に成長すれば6月下旬に巣立ちを迎える。市教育委員会によると、雲南市でのふ化は2017年以降6年連続。「雲南市生まれ」は計24羽となった。市教委の担当者は「コウノトリが育つ自然環境を守り続けたい」としている。
雲南市では17年に飛来したことなどを機に市立西小の校庭に人工巣塔を設けて見守りに乗り出した。国内で生まれたコウノトリには個体識別や研究の目的で「出生地」も分かる足輪が取り付けられており、雲南市では福井県越前市生まれの雄「げんきくん」と兵庫県豊岡市生まれの雌「ポンスニ」が営巣している。