学生らポーランドへ派遣　「障害者に寄り添い支援」

2022.05.30 18:13

学生らポーランドへ派遣　「障害者に寄り添い支援」

高知新聞社

　出発式でウクライナから避難した障害者の支援へ、抱負を語る斎藤凜花さん＝３０日午後、東京都港区

　日本財団は３０日、ロシアの軍事侵攻を受け、ウクライナから隣国のポーランドなどに逃げた避難民を支援する学生ボランティアの出発式を開催した。７回に分け、計１０５人を派遣する。聴覚障害があり人工内耳を使用する早稲田大２年の斎藤凜花さん（１９）が代表し「現地の障害者がどれだけ不安か想像するだけで心が苦しくなる」として、寄り添った支援に全力を尽くすと語った。

　斎藤さんは名古屋市出身。先天性の感音性難聴という障害で両耳が不自由で、１歳半の時に人工内耳の手術を受け、幼い頃から繰り返し訓練をしたことによって、装置を付ければ不自由なく会話ができる。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N社会