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2022.05.30 14:47

主演のアヴちゃん「運命感じた」 「犬王」で森山と舞台あいさつ

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 アニメ映画「犬王」の初日舞台あいさつが東京都内で開かれ、声で出演した人気バンド「女王蜂」のアヴちゃんと俳優の森山未来らが登場した。室町時代に実在した異形の能楽師犬王を演じたアヴちゃんは「私がやらなきゃ、という運命的なものを感じた」と愛着たっぷりに振り返った。


 森山が演じたのは、犬王の相棒となる琵琶法師友魚(ともな)。役作りのため、実際に琵琶を習いに行く徹底ぶりで「琵琶は弾くだけでなく、歌うこともセット。楽器の音と自分の声を一体化させて音を奏でる感覚を取り入れた」と工夫を明かした。


 湯浅政明監督は、演出に当たってロックやヒップホップなど現代音楽の要素も取り入れたという。「たまたま現代に伝わっていないだけで、あの時代にロック的なものがあったとしてもおかしくない。室町なめんなよ、と思いながら作りました」と力を込めた。


 民衆を熱狂させた犬王にちなみ、司会からは「最近、熱狂していることは?」との質問が。犬王の父親役の津田健次郎は「この作品をきっかけに、能楽をもっと深く知りたくなった」と話した。


 続いて足利義満役の柄本佑が「だしを取ること」と回答すると、湯浅監督が興味津々で「鍋はずんどう? 一番だしと二番だしは使い分けるの?」と柄本を質問攻めに。壇上で唐突に始まった「だし談議」に森山は爆笑し、アヴちゃんも「これ、裏で話せばよくない?」と突っ込んでいた。

(c)KYODONEWS

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