2022.05.30 11:24
「iDeCo」65歳以上へ拡大 来夏までに資産倍増プラン
参院予算委で答弁のため挙手する岸田首相=30日午前
政府が6月に決定する「新しい資本主義」の実行計画案の全容が30日、分かった。加入者が掛け金を出す私的年金「確定拠出年金」を巡り、個人が入る「iDeCo(イデコ)」の対象年齢を現行の64歳以下から、65歳以上に引き上げる。「資産所得倍増プラン」として少額投資非課税制度(NISA)の改革なども加え、来年夏までに策定する。
実行計画案では、スタートアップ(新興企業)支援の施策をまとめた「5カ年計画」を年末までに策定することも示す。
イデコの対象年齢引き上げは、希望者が70歳まで働ける機会の確保が企業の努力義務になったことが背景。資産形成を後押しする。