災害時にバンダナで支援要請を　高知県四万十市が聴覚障害者らに配布

2022.05.25 08:31

災害時にバンダナで支援要請を　高知県四万十市が聴覚障害者らに配布

高知新聞社

四万十市が聴覚障害者らに向け製作したバンダナ　（四万十市役所）

　災害時に要配慮者が身に着け、周囲に支援が必要なことを示すバンダナを四万十市が製作し２４日、県聴覚障害者協会幡多支部に３０枚を寄贈した。市は今後も外見からは障害の有無が分かりづらい人へ配布していく考えで、「いざという時、誰一人取り残さないよう活用したい」としている。

　バンダナは、市地震防災課が同支部のアイデアを受け１００枚を製作。縦横９０センチで、「支援が必要です」といった文章と、視覚や心臓、呼吸器など見た目に分かりにくい障害を示す「ヘルプマーク」などを施している。普段はたたんで持ち運び、緊急時に肩にかけたり、かばんに付けたりしてもらう。

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