2022.05.17 18:20
宇宙で衛星のアンテナ製造 三菱電機が特殊樹脂開発
3Dプリンターを使い、宇宙空間で人工衛星アンテナを製造するイメージ(三菱電機提供)
三菱電機は17日、宇宙空間で3Dプリンターを使って人工衛星アンテナを製造できる技術を開発したと発表した。真空中でも太陽光の紫外線で硬化する特殊な樹脂を活用する。衛星を打ち上げる際にアンテナを搭載する必要がなく、軽量化による打ち上げコストの軽減につながるという。
人工衛星は通常、データ伝送に使う周波数帯を広くするため、大きく展開できるアンテナを搭載する。
三菱電機の新しい技術は、アンテナに比べてコンパクトな3Dプリンターを人工衛星に搭載。宇宙空間に着いてから、特殊な樹脂でアンテナに使われる反射鏡を製造する仕組みだ。