2022.05.13 13:51
物価目標、23年度も達成できず 日銀総裁、衆院・財金委で答弁
日銀の黒田東彦総裁は13日の衆院財務金融委員会で、消費者物価の上昇率を安定的に年2%に高める目標について「2023年度でも実現できるような状況になっていない」と答弁した。
日銀は4月28日の金融政策決定会合で、原油や穀物の価格高騰を受け、22年度の物価上昇率の見通しを1月時点の1・1%から1・9%に引き上げた。ただ物価上昇は一時的とみて、23年度は1・1%に低下すると予想した。
黒田氏は「もう少し時間はかかるが、(目標は)達成できると考えている」とも話した。