2022.05.12 10:54
安保理、北朝鮮情勢で緊急会合 中ロ、追加制裁に反対姿勢
11日、国連安全保障理事会に出席したトーマスグリーンフィールド米国連大使(中央)=米ニューヨークの国連本部(ゲッティ=共同)
【ニューヨーク共同】北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会は11日、米国の要請で緊急の公開会合を開いた。北朝鮮への制裁決議案を主導する米国は追加制裁への支持を訴えたが、常任理事国として拒否権を持つ中国とロシアは反対の姿勢を表明した。
米国は北朝鮮が3月に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことを受け、安保理メンバー国に制裁決議案を提示。トーマスグリーンフィールド米国連大使は、安保理が一致して行動する必要性を呼びかけ、早期の採決も辞さない姿勢を示した。ただ中ロが明確に反対姿勢を示す中、採決しても否決される可能性が高い。