2022.05.11 16:28
パナHD、純利益54%増 米テスラ向け電池が伸長
パナソニックホールディングスが11日発表した2022年3月期連結決算は、純利益が前期比54・7%増の2553億円となった。米電気自動車(EV)大手テスラ向けの電池や電子部品が伸びた。
売上高は10・3%増の7兆3887億円だった。事業別では主力の家電事業は中国で販売が増えたものの、原材料費の高騰が響いて減益だった。車載電池は需要が旺盛で増収増益。電子部品は第5世代(5G)移動通信システムの浸透を背景に販売が好調だった。
23年3月期の業績予想は売上高が6・9%増の7兆9千億円、純利益は1・8%増の2600億円を見込む。