2022.05.11 13:23
教員免許更新、7月に廃止 法改正、23年春から新研修制度
教員免許更新制を廃止するための改正教育職員免許法などの関連法を可決、成立した参院本会議=11日午後
教員免許に10年の有効期限を設ける教員免許更新制を廃止するための改正教育職員免許法など関連法が11日、参院本会議で可決、成立した。7月1日以降に期限を迎える教員は講習受講などの手続きが不要になる。一方、指導力の向上を目的として2023年4月から新たな研修制度が始まる。
更新講習は、期限前の2年間のうちに30時間以上の受講が必要だったため教員の多忙化の一因とされ、人材確保に影響を与えて教員不足につながったと指摘されていた。文部科学省は制度廃止によって負担軽減を図り、免許を失効した人には再取得を促してなり手不足を解消するとしている。