2022.05.11 10:34
総務省、無線運用調査を開始 北海道斜里、2社違反なし
北海道・知床半島の羅臼港沖合を航行する海上保安庁の巡視船。後方は北方領土・国後島=11日午前
北海道・知床半島沖の観光船「KAZU 1(カズワン)」沈没事故で、総務省北海道総合通信局は11日午後、運航会社「知床遊覧船」がある斜里町で同業他社から無線の運用実態に関する聞き取り調査を始めた。知床遊覧船が業務で使用が禁じられるアマチュア無線を使用していたと報じられたことを受け、地元での実態を調べる必要があると判断した。同日調査した2社では違反は確認できなかったという。
第1管区海上保安本部(小樽)は行方の分からない12人の捜索を続けたが、発見には至っていない。
無線の調査は電波法に基づく立ち入りではなく任意で行われ、12日までの予定。