2022.05.09 21:20
比大統領選、電子投票で混乱 機器故障など、12時間待ちも
【マニラ共同】フィリピンの選挙管理委員会は9日、大統領選などの電子投票で、投票用紙の読み取り機1867台で紙詰まりやスキャンの不調などの問題が生じたと明らかにした。12時間以上待たされ、午後7時(日本時間同8時)の投票締め切り時間を過ぎた人もいた。
選挙はマークシートの投票用紙を読み取ってデータを転送し、集計する仕組み。用意された読み取り機は10万台余りで、2%近くで問題が起きた計算になる。
機器の処理能力の問題もあり、多くの投票所で長蛇の列ができ、数時間待ちとなった。選管は、読み取り機の耐用年数は5年だが、既に9年使っていると弁明した。