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2022.05.09 11:27

大戦「終戦の日」に犠牲者悼む キーウ、ロシアの侵攻にも思い

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 ウクライナの首都キーウの公園にある無名戦士の記念碑を訪れた人たち=8日(共同)

 【キーウ共同】欧州での第2次大戦の終結から77年を迎えた8日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)の公園で、市民が無名戦士の記念碑に花を手向けた。ロシアの対ドイツ戦勝記念日を翌日に控え、街に緊張感が漂う中、訪れた人々は大戦やロシアによる侵攻で戦死した兵士を悼んだ。


 旧ソ連のウクライナでは、ロシアと同じ5月9日を戦勝記念日としてきたが、2014年のクリミア半島強制編入などを受けた反ロ感情の高まりを背景に、欧州と同様に5月8日が終戦の日と定められた。


 ロシアでは毎年5月9日に大規模な軍事パレードが行われ、プーチン大統領が「ナチスへの勝利」を祝し、国民の愛国心を鼓舞する演説を行う。今年はロシアがウクライナでの何らかの「戦果」を誇示するとの臆測も広がる。


 公園を訪れたアンナ・セルデュクさん(42)は「多くの人が亡くなった戦争に関わる日を祝うべきではない」と話し、ロシアの捉え方は間違っていると批判。2月以降の侵攻で死亡した兵士にも思いをはせたと明かした。

(c)KYODONEWS

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