2022.05.07 15:50
EV電池材価格、1年で5倍超に リチウム、車両値上げも
電気自動車(EV)の車載電池の材料に使うレアメタル(希少金属)のリチウムの価格が、昨年4月から約1年間で5倍超に上昇したことが7日、英調査会社アーガス・メディアの集計で分かった。EV向けの需要が急増しているためで、コバルトやニッケルなど電池に利用する他のレアメタルも高騰している。EVの価格の3~4割は電池のコストが占めるとされる。車両の値上げにつながる公算が大きく、EV普及が遅れる懸念が出ている。
アーガスによると、リチウムは昨年4月の1トン当たり8万9千元程度から、今年4月には48万6千元程度で推移した。