2022.05.06 19:08
不明12人、捜索が長期化 知床沖沈没、7日で2週間
北海道・知床半島沖で捜索する海上保安庁の巡視船。右奥はカシュニの滝=6日午後1時54分(共同通信社ヘリから)
北海道・知床半島沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故は7日で発生から2週間。これまでに14人の死亡を確認、残る12人はいまだに行方が分かっていない。第1管区海上保安本部(小樽)は、ロシアと調整した上で北方領土・国後島周辺に捜索範囲を広げたものの、4月28日を最後に、不明者の発見は途絶え、捜索は長期化している。
約120メートルの海底に沈没している船内に水中カメラを進入させて撮影した映像には不明者の姿は写っていなかった。さらに詳しい調査に向け、海上保安庁は、深い海への潜水が可能な「飽和潜水」という特殊技術を持つ専門業者と契約した。