2022.05.05 16:53
中国の5連休、人出3割減 観光打撃も北京は対策強化
観光客が少ない北京中心部の前門地区=3日(共同)
【北京共同】中国の4月30日~今月4日の労働節(メーデー)に伴う5連休は、国内旅行者の人数が前年と比べ30・2%減と大幅に落ちこんだ。新型コロナウイルス対策で厳しい移動制限が続いたためで、観光収入は42・9%減と大苦戦。首都北京市の一部では連休明けの5日から在宅勤務の指示が出るなど対策が強化され、経済へのダメージは必至だ。
中国文化観光省によると、旅行者数は延べ1億6千万人だった。四川省の世界自然遺産、九寨溝など各地の名所で客足が鈍り「観光消費への影響が大きかった」と認めた。観光収入は646億8千万元(約1兆2700億円)だった。