2022.05.04 17:42
山鉾「鷹山」、復活へ試し引き 200年ぶりに祇園祭巡行へ
京都府京丹波町で行われた祇園祭の山鉾「鷹山」の試し引き=4日午後
京都・祇園祭で1826年を最後に巡行を休止している山鉾「鷹山」の復興を目指す保存会は4日、京都府京丹波町で試し引きを行った。鷹山は今年7月の祇園祭で約200年ぶりの本格復帰を目指している。
鷹山は、屋根に立てる松を含めて高さ約17m、幅約4m、長さ約6mで車輪四つがつく。4日は、復帰に向け制作を進めてきた織物「水引」などの装飾品や、ご神体人形を設置し、華やかな姿に。
本体を制作した工務店の敷地内で実施。約50人の鷹山保存会のメンバーらがかけ声とともにつないだ綱を引いた。鷹山には笛やかね、太鼓を奏でるはやし方が乗り込み、本番さながらの雰囲気に包まれた。