2022.05.03 08:32
マリウポリ周辺に強制収容所か 米大使、住民連行と懸念
損壊した建物が立ち並ぶウクライナ・マリウポリ=4月24日(タス=共同)
【ワシントン共同】米国のカーペンター駐欧州安保協力機構(OSCE)大使は2日、国務省で記者会見し、ウクライナ南東部マリウポリ周辺にロシアが強制収容所を少なくとも四つ設置し、ロシア軍が制圧した他の地域にも複数あるとの見方を示した。ウクライナの住民を捕らえて連行していると懸念を表明した。
カーペンター氏によると、強制収容所でウクライナ政府との関係を疑われた人物は暴行や拷問を受け、殺害されたり失踪したりするケースもある。尋問を経てロシアや親ロ派支配地域に移送される人もいるとしている。