2022.05.02 13:19
エネオス、ミャンマーから撤退 ガス開発、政変で状況憂慮
ENEOSのロゴマーク=2018年10月、東京都内
ENEOS(エネオス)ホールディングスは2日、傘下のJX石油開発が参画するミャンマーの天然ガス開発事業「イェタグンガス田」から撤退すると発表した。JX石油開発は「政変以降の同国内の状況を極めて憂慮している」とコメント。ミャンマー国軍のクーデターや人権弾圧、事業性などを踏まえ、事業継続が困難だと判断した。
4月29日付で事業パートナーに撤退を通知した。ミャンマー政府による承認などを得た後、撤退が有効となる。業績への影響は軽微としている。
同事業は2000年に生産を開始し、JX石油開発などが出資するJXミャンマー石油開発は19・3%の権益を保有している。