マリウポリ「２日間停戦」　民間人の退避作業継続

2022.05.02 10:15

マリウポリ「２日間停戦」　民間人の退避作業継続

高知新聞社

　ウクライナ・マリウポリで、アゾフスターリ製鉄所からの退避作業中、民間人と歩くアゾフ連隊の隊員＝１日提供（ＤＡＶＩＤ・ＡＲＡＫＨＡＭＩＡ／アゾフ連隊提供、ロイター＝共同）

　【リビウ（ウクライナ西部）共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は１日、ロシア軍が「制圧」を宣言したウクライナ南東部マリウポリで民間人退避のため「初めて２日間の停戦が実現した」とビデオ演説で表明した。民間人がとどまっていた製鉄所から１日に第１陣が脱出、２日も「退避作業を続けるために必要な条件が整うことを望む」と述べた。

　ゼレンスキー氏によると、１日は国連などの仲介でマリウポリのアゾフスターリ製鉄所から「女性や子どもら１００人以上」が脱出した。製鉄所には民間人約千人がいるとされ、人道危機は深刻さを増している。

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