2022.05.01 08:39
びしょびしょ楽し~「わんぱーくこうち」水遊びの滝再開 高知市で親子連れが笑顔と水しぶき
青空の下、笑顔と水しぶきが輝いた(写真はいずれも高知市桟橋通6丁目)
わんぱーくの滝は高さ8・5メートルで3カ所から水を落としている。1993年の開園以来、水遊びの子どもらでにぎわってきた。昨春、岩に似せたセメント製のパネルが経年劣化で落下する恐れがあると判明し立ち入り禁止に。改修では上部の擬岩パネルを全て撤去し、白いコンクリート製の流水口が見える形に変わった。
「日暈」の現象も現れた
再開初日の29日はあいにくの雨となったが30日は一転して快晴に。太陽の周りに虹の輪ができる現象「日暈(ひがさ)」も現れる中、午前9時の開門とともに親子連れが続々と入場し、滝にも多くの人が集まった。
「おとといから天気予報を見て、わんぱーくに行くってお願いしてた」と声を弾ませるのは高知市一宮の東野隆生(りゅうせい)君(6)。弟の航大(こうだい)君(3)とともに水着で水に漬かり、ご満悦の様子だ。
千葉県から同市春野町の実家に帰省中の岩吉望美さん(29)にとって、滝はいつも祖母に連れてきてもらった思い出の場所。今はわが子を連れてくる遊び場になり、娘の芙美(ふみ)ちゃん(4)と美柚(みゆ)ちゃん(2)が夫の謙さん(29)と水遊び。「びしょびしょ楽し~」と大喜びだった。
岩吉さんの胸にはすやすやと眠る、生まれて1カ月の朔(さく)ちゃん。「来年も里帰りできれば、朔も一緒に滝で遊ぶのかな。思い出をつないでほしいですね」
青空に響く歓声。再開した、お街の水辺のわくわくは、次代へとつながっていく。(佐藤邦昭)