ウクライナ東部、戦況が膠着　ロシア軍の包囲作戦に遅れ

2022.04.30 17:48

ウクライナ東部、戦況が膠着　ロシア軍の包囲作戦に遅れ

高知新聞社

　破壊された住宅＝４月２９日、ウクライナ・マリウポリ（ロイター＝共同）

　【キーウ共同】ロシア軍が完全掌握を狙うウクライナ東部２州の戦況が膠着し始めている。米国防総省高官は２９日、ウクライナ軍の抵抗で作戦に遅れが出ているとの見方を示した。５月９日のロシア祝日、対ドイツ戦勝記念日の前に戦果を上げたいロシア軍は、北部の首都キーウ（キエフ）を再び攻撃するなど焦りの色を濃くしている。

　ロシア紙「独立新聞」によると、５月半ばには欧米から大量の兵器が到着しウクライナが反攻に転じる可能性がある。ウクライナの大統領府長官顧問も、供与された兵器が、５月下旬から６月初めごろに効果を発揮し始めると指摘した。

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