2022.04.30 16:19
「グリーン水素」を共同開発へ 大阪ガス、豪でプラント建設
大阪ガスとオーストラリアのベンチャー企業が手がけるグリーン水素製造装置のイメージ
大阪ガスは、30日までにオーストラリアのベンチャー企業「アクアエアレム」と製造時に二酸化炭素(CO2)を出さない「グリーン水素」について共同開発契約を締結した。2023年に年間約400トンのグリーン水素を製造できるプラントをオーストラリア北部の内陸に建設する。
アクアエアレムの独自技術で大気中から水を回収し、太陽光発電で電気分解してグリーン水素を製造する。プラントの建設予定地は乾燥地帯のため水資源に乏しいが、日射量が多いため太陽光発電に適している。
当面、水素は周辺の火力発電所に供給。長期的には複数のプラントを建設して日本などへの輸出も視野に入れる。