2022.04.28 19:36
東電、処理水放出で補正書提出 福島第1、認可手続きへ
東京電力は28日、福島第1原発の処理水放出計画について、これまでの審査会合で指摘を受けた事項を反映させた補正申請書を原子力規制委員会に提出した。規制委は5月にも審査結果を取りまとめた「審査書案」を議論し、計画認可に向けた手続きに入る。
補正では、放出用の海底トンネルの入り口部分となる「立て坑」の保守点検をしやすくするため、当初より広くて浅い形状に変更。処理水移送配管に設置する流量計を、故障に備えて1カ所あたり一つから二つに増やした。放出は、既にタンクに保管中の処理水よりも放射性物質トリチウムの濃度が比較的薄い、日々発生する処理水を優先させるとした。