2022.04.28 18:13
JR3社、2年連続で赤字 コロナ禍、前期からは改善
JR旅客6社のうち北海道、東日本、東海、西日本の4社の2022年3月期連結決算が出そろった。本州3社の純損益は2年連続で赤字となり、赤字額の合計は2599億円に上った。前期の計1兆125億円からは大幅に改善したが、新型コロナウイルス禍による鉄道利用者減少が続いた。23年3月期は3社とも黒字転換を見込む。非上場のJR北海道の22年3月期は10億円の赤字(前期は410億円の赤字)となった。
赤字額が最も大きかったのがJR西日本で、1131億円(前期は2331億円の赤字)だった。新幹線の利用客数がコロナ前の5割弱にとどまるなど厳しい事業環境が続いた。