円安進行、２０年ぶり１３０円台　日銀の金利抑制策強化で

2022.04.28 14:43

円安進行、２０年ぶり１３０円台　日銀の金利抑制策強化で

高知新聞社

　米ドルや日本円などの紙幣＝２０１６年（ロイター＝共同）

　２８日の東京外国為替市場の円相場はドルに対して一段と下落し、２００２年４月以来２０年ぶりに１ドル＝１３０円台を付けた。日銀はこの日の金融政策決定会合で、金融緩和の維持や強力な金利抑制策の実施を決定した。金融引き締めに動く米国との金利差拡大が改めて意識され、円を売ってより運用に有利なドルを買う動きが急加速した。

　正午時点で１ドル＝１２８円６０銭台で取引されていた円相場は、日銀の発表を受けて１円以上値下がりした。

　日銀はこの日、指定した利回りで国債を無制限に買い入れる「指し値オペ」を毎営業日実施すると発表し、金利上昇を徹底的に抑え込む姿勢を改めて鮮明にした。

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