2022.04.26 08:37
21年度求人1・16倍に改善 3年ぶり、コロナ前遠く
ハローワーク渋谷=東京都渋谷区
厚生労働省が26日発表した2021年度平均の有効求人倍率は、前年度比0・06ポイント上昇の1・16倍で、3年ぶりに改善した。ワクチン接種などの新型コロナウイルス対策が進み、社会経済活動が一定程度、再開し始めたためとみられる。コロナ禍の影響を本格的に受ける前の19年度(1・55倍)よりも依然大きく落ち込んでおり、回復への道のりは遠そうだ。
総務省によると、21年度平均の完全失業率は前年度比0・1ポイント低下の2・8%と、2年ぶりに改善。19年度は2・3%だった。21年度平均で見ると、完全失業者数は前年度比8万人減の191万人だった。