2022.04.25 00:00
金融庁、顧客企業の脱炭素支援を 金融機関に要請
金融庁は25日、気候変動対応で金融機関に求める項目をまとめたガイダンスを公表した。気候変動が自らの事業にもたらすリスクを適切に捉えるだけでなく、顧客企業の脱炭素の取り組みなどを後押しする役割を担うよう要請した。5月下旬まで意見を公募する。
気候変動への対応は今後、金融機関の利益を左右する可能性がある。適切に対応すれば企業の成長と銀行の収益機会を生むが、対処を怠れば信用リスクが増し、融資の機会を失うことになりかねないことから、ガイダンスを策定。一律の対応を義務付けるものではないが、地域金融機関などに一定の取り組みを促す。