2022.04.23 10:45
暴走事故から10年、遺族が法要 京都・亀岡で10人死傷
法要後、取材に応じる遺族代表の中江美則さん(左)と小谷真樹さん=23日午前、京都府亀岡市
京都府亀岡市で2012年、無免許の元少年=当時(18)=が居眠り運転で小学生らの列に突っ込み、10人が死傷した事故から10年となった23日、現場の通学路で遺族らが法要を営んだ。
法要には50人以上が参列し、献花台に置かれた遺影に向かって手を合わせた。妊娠中だった長女松村幸姫さん=当時(26)=を亡くした中江美則さん(58)は「苦しい10年間だった。1回でいいから娘を抱きしめたい」と涙を流した。
小学2年の小谷真緒さん=当時(7)=を亡くした父の真樹さん(39)は「子どもたちの命が奪われることが二度とないよう、ドライバーに交通安全を呼びかけたい」と話した。