2022.04.22 18:45
ロシア休戦拒否、包囲継続 軍幹部「南部支配も目標」
21日、ウクライナ・マリウポリで車両によって封鎖された道路(ロイター=共同)
【リビウ(ウクライナ西部)共同】ウクライナ南東部の要衝マリウポリの制圧を宣言したロシア軍は22日、ウクライナ側部隊が抵抗を続ける製鉄所の包囲を継続した。同市近郊では集団墓地とみられる多数の穴を掘ったことが判明。戦争犯罪の隠蔽の可能性があり、犠牲はさらに拡大する恐れが強まった。ウクライナのゼレンスキー大統領によると、ロシアは休戦提案を拒否。同国軍幹部は東部に加え南部の完全支配が目標だと言及した。
ロシアの侵攻開始から24日で2カ月。タス通信などによると、ロシア中央軍管区のミンネカエフ副司令官は22日、軍事作戦は「第2段階に入った」と表明した。