2022.04.22 18:23
重症病床増の病院1割のみ コロナ5波後、医労連調査
日本医労連は22日、今年1月ごろから始まった新型コロナウイルスの流行「第6波」における医療現場の実態調査結果を公表した。回答した公立病院など計176施設のうち、流行「第5波」が収束した昨秋以降、重症患者用病床を増やしたと答えた施設は1割程度の14施設にとどまった。今年1月以降、救急搬送の受け入れを断ったケースがあったとする施設は約34%に上った。
中等症・軽症患者用の病床を増やしたのは約27%だった。政府は昨年10月に医療体制の充実を打ち出したが、不十分な実態が浮かび上がった。
今年1月以降、病院内でクラスターが起きたと答えたのは約35%だった。