2022.04.21 22:07
TV討論、マクロン氏優勢 決選投票を前に政策議論
20日、パリ郊外サンドニで、テレビ局に到着したマクロン大統領(右)(AP=共同)
【パリ共同】24日のフランス大統領選決選投票で再対決する中道の現職マクロン大統領と極右政党、国民連合のルペン氏は20日、テレビ討論に臨み、家計の購買力対策や外交政策を巡り激しい議論を交わした。視聴者に対する二つの世論調査結果では41~59%がマクロン氏の方が説得力があったと回答、31~39%だったルペン氏を上回った。
討論は約10のテーマが選ばれ、3時間近く行われた。前回2017年の討論で惨敗したルペン氏は終始冷静さを保ち、粘り強く発言したが、強い印象に欠ける部分があった。マクロン氏はルペン氏の政策の問題点を厳しく追及、やりとりでいらだった様子も見せた。