2022.04.20 18:02
中国経済先行きに警戒表明 指導部見解か、新華社報道
【北京共同】中国の国営通信の新華社は20日までに、国内の権威筋とされる人物の発言として、新型コロナウイルス流行とウクライナ危機により中国経済の困難が増しているとの見方を伝えた。18日に発表した2022年1~3月期の国内総生産(GDP)が前年同期比4・8%増にとどまったことを踏まえ、習近平指導部内の警戒感を代弁した可能性がある。
1~2月に見られた中国経済の回復傾向が「3月に入り、ウクライナ情勢と新型コロナの影響で抑えつけられた」と指摘し、封鎖地域で工場が停止しサプライチェーン(供給網)が停滞し雇用も悪化していると述べた。