2022.04.20 07:47
円安進行、一時129円台 米金利上昇で20年ぶり水準
米ドルや日本円などの紙幣=2016年1月(ロイター=共同)
20日の東京外国為替市場の円相場はドルに対して一段と下落し、一時1ドル=129円台前半を付けた。朝方のシドニー市場では129円40銭まで円売りが進み、2002年4月以来20年ぶりの円安ドル高水準となった。円相場は1週間で3円以上安くなった。米長期金利上昇を受けて、日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが続き、節目の130円台に迫った。
日銀は20日、利回りを指定して金融機関から国債を無制限に買い入れる「指し値オペ」の実施を通知した。国債を売ったり買ったりする公開市場操作の一つで、長期金利の上昇を抑える狙いだ。(ニューヨーク、シドニー、東京共同)