2022.04.19 18:22
水俣病被害者団体が国に要望 「早期の健康調査を」
水俣病の患者・被害者団体と国会議員有志の会合で発言するアイリーン・美緒子・スミスさん=19日午前、東京都内
水俣病の患者・被害者団体と国会議員有志が19日、都内で会合を開き、国に対し、被害地域住民の健康調査を早期に実施するよう求めていくことを確認した。団体側は同日付で山口環境相に要望書を提出。参加者らは「すべての被害者救済を求めて闘い続けよう」と訴えた。
会合には被害者団体のほか、1978年に死去した写真家ユージン・スミスさんと一緒に水俣病を世界に伝えたアイリーン・美緒子・スミスさん(71)も参加。ユージンさんの足跡を伝える映画「MINAMATA」が昨年日本で公開されたこともあり、アイリーンさんは「国は国内外に見える形で調査結果を発信する必要がある」と語った。